2021年7月29日木曜日

70曲達成

70曲達成!
FBで歌ってきた曲がこれで70曲を超えた。中島みゆきの「糸」を歌ってみた。
71歳のフルタイムで働くエッセンシャルワーカーといわれるナースが、デルタ型コビッドの暴風が荒れ狂う中、呑気に人の迷惑も考えずに下手な歌を歌ってやかましい、と言われるだろうが、辛うじてユーチューブで見つけてきた歌にコードを付けて歌ってみる、という「小さな楽しみ」を見つけて正気を保ってきた。これからも医療従事者にはつらい時期が続く。迷惑だろうが71歳のロックナースに付き合っていただけると嬉しい。

デルタ型コビッドの流行に伴って、シドニーがロックダウンになって5週間目に入った。あと4週間はロックダウンが続くそうだ。エッセンシャルワーカー以外、学校にも職場にも外出禁止、家族でも家に呼んではならず、訪ねて行ってもいけない。生活に必要な食糧などの買い物は1日1人自宅から10キロ以内のみ。外出時のマスクは当然、違反者は$500罰金。
コビッド検査は、毎日千人単位で行われ、陽性者の出た地域のエッセンシャルワーカーは3日に一度のコビッド検査。下水道検査でコビッドが検出される地域の特定を続行。政府はワクチン接種を大奨励しているが、アストロゼニカによる血栓で4人死んでいるので、ファイザー希望者が殺到して、需要が供給に間に合わない。

すでに流行が始まって、1年半、職場では1日として気の抜ける日がなかった。職場にウイルスを持ち込んではいけないから最大限自粛、毎日でも会いたい娘たちや孫たちにも、この1年半の間に10回、10日しか会えていない。ロックダウンと次のロックダウンとの間を、急かされるような気持ちでマゴの誕生日やクリスマスを祝った。355日は一人でいたことになる。職場のプレッシャーは激しく、これからも厳しい時が続く。先が見えない。

何が正しいことなのかわからない。これほど厳しい規制をして、沢山の医療従事者や、年寄りや、免疫の落ちていた人が死ぬことを食い止めた方が良いのか。それによって必ずやってくる政府の赤字財政を償うために、人々が身を削るように高い税金を払わなければならないことをよしとするか。それとも日本のようにロックダウンも、PCA検査もせず人々を自然死のような扱いで、無責任に自由放任して、生き残った人々だけで嵐が収まるのを待てば良いのか。何が良いことなのかわからない。
ただ,いま私にできることは、職場に留まり一人でも優秀な後輩を育てる事。そして自分の時間に、ギターかかえ、ささやかな楽しみを続けていくだけだ。
I am singing [ITO] written by singer song writer: Nakajima Miyuki. Sydney is now under the Lock down Law, and all shops, offices and schools are closed, people are allow to leave home only daily living things to buy. I am a 71 years old, full time work nurse, and am having huge pressure during Delta variant COVID spread. I could see my grandchildren only 10 times in this 1 and half years between lock down and another lock down. However I found little happiness in my time to singing, which reached already 70 music.


 



2021年7月22日木曜日

プレスリーの「Can't Help falling in Love」

プレスリーの「愛さずにいられない」を歌ってみた。
ロックを語るのにエルビス プレスリーに触れずに通り過ぎることはできない。彼はテネシー州メンフィスの貧困街で育ち、アフリカンアメリカンのリズム&ブルースと、白人文化のカントリーミュージックを融合させ、アメリカの自由で明るい大衆文化を創り出した。音楽に興味のなかった若者や労働者を音とリズムで夢中にさせ、最多レコードヒット記録を更新し,キングオブロックンロールの名をものにした。数万人の熱狂的ファンを前に、トラック運転手だった彼が、180センチの長身を純白のジャンプスーツで腰を揺らして歌う姿はアメリカンドリームそのものだったろう。酒もたばこもやらず、ピーナッツバターとバナナとベーコンをはさんだサンドイッチが大好きだった彼は、1977年に42歳で睡眠薬乱用のために亡くなった。

オーストラリアでは、毎年エルビスの誕生日1月8日には、恒例の「パークスエルビス祭り」が開催される。シドニーのセントラルステーションは数千人のエルビスのように髪をダックステールになでつけ、派手なジャンプスーツを着たファンが集まって、特別列車で6時間揺られてパークスという内陸の小さな町に行く。そして5日間、エルビス主演映画を見たり、歌やコスチュームのコンペテイションをして、楽しむそうで、それはそれは楽しいだろう。一度行ってみたいが、小さな街なので宿泊が1年あとまでいっぱいだ。

I am singing [ Can't help falling in Love] 1961, recorded by Elvis Presley(1935 -1977): The king of Rock and Roll. He rise from poverty to significant fame and became the best his success seemed to the American dream.
On January 8, Sydney Central station is fully packed by thousands Elvis' costume wearing fans, and special train travels to small town call Parks, 6 hours far from Sydney. [ The Parks Elvis Festival] is held every year and now in its 29th year. The festival continues to grow with more than 200 events across 5 fun field days, with 24000 fans.



2021年7月15日木曜日

死刑囚の歌、Green Green Grass of Home

GRREN GREEN GRASS OF HOME
やっと家に戻ってきたんだ。列車の駅にはお母さんもお父さんも迎えに来てくれている。愛しいマリーまで、駆け寄ってきて、彼女の髪は輝いて、唇はサクランボのようだ。家は古びているが、家の前に立つ樫の樹も昔通り、あたり一面は緑の草原がひろがって、何て懐かしい故郷なんだ。
そこで僕は目が覚めた。迎えに来たのは死刑執行人と年老いた牧師。二人に導かれて、死刑台に向かって歩く。僕はもうじき故郷に帰る。遺体となった僕を母と父は家の前に立つ樫の樹の下に埋めるだろう。
死刑執行前の男の歌。作詞作曲クラウドプットマンジュニア。1965年。ジョニーダレルによって録音され、ポーターワゴナー、ボビーベア、ジョニーリールイス、トムジョーンズ、ケニーロジャーズや、ジョーンバエズによって、歌われてポピュラーになった。
悲しい歌だ。誰にでも子供時代に頃の良い思い出はある。良心を持たずに生まれてきた人は居ない。死刑制度は誰も救わない。凶悪犯罪の歯止めにもならない。犯罪が起こるのは社会が病んでいるからだ。貧困をなくし、精神病医療を充実させることが先決だ。人は間違いを犯す。しかし命を奪ってはいけない。
I came back to home, and my parents and lovely Mary waited me in the station. The old house is still standing and big oak tree makes cool shade. Its good to touch the green green grass of home.
But I was dreaming, woken up by the old priest and a executioner. I am going to be hung now. My body will be sent to my home, and buried under the oak tree, where my parents and Mary are waiting.
Sad song. The death penalty violates the most fundamental human right. It should be ended. Before punish criminals the poverty should be eradicated.




沢山の人が死ぬだろう

                    
シドニーでは6月29日から7月30日まで、1か月のロックダウンとなった。
オーストラリアでは昨年初めから、外国から人を入れない、国民を外国に出さない、という徹底した「鎖国政策」で、コビッド流行を抑えてきた。EUや、米国、インドですさまじい流行が繰り返されて、米国での死者が60万人、ブラジルでは40万人を超えてもオーストラリアでは、コビッドゼロと言っても良い状態を保ってきた。外国に居て自分の国に帰れなくなったオーストラリア人が、4万5千人を超えても、頑として政府は、その国境を開けなかった。

しかし4月末から国民の2%しかワクチンを打っていないインドで、これまでのコビッドの数倍感染力の強いデルタ型が猛威を振るい、1日で何千人もの死者が出るニュースが流れ、これまでの鎖国政策を強化しなければならないときになって、「特殊事情」でインドから帰国してきた人を空港から隔離先のホテルに送った、リムジンの運転手からデルタ型が入ってきた。政府が5月2日に、新しいセキュリテイー法を導入して、インドから帰ってきた人に、罰金$6600、5年間の実刑を課したにもかかわらず、だ。緊急事態にこのような強力な法が、定められると、必ず人権団体などが猛反対する。政府が総攻撃にあって腰砕けになったところでデルタ型が入ってきた。

いま私たちは外出禁止、1日1回1人だけ家から10キロ以内なら必要最低限の買い物か、エクササイズに出ることができる。冠婚葬祭禁止。家族に会いに行くことも禁止。戸外でマスク、人との間隔は2m。町ではスーパーマーケット以外どこも店は開いていない。
感染者がでた家やアパートの前にはパトカーが常駐して誰も外出できないように監視。エッセンシャリワーカーは、3日に1度PCRテストをし、その結果を持って出ないと働けない。
最低の状況だが、少しマシなことはこの1年で、人々はレストランやイベント会場などに入る時にQRコードを厳守してきたことから、感染者が出てもいつ、どこで、何時ごろに居たかがわかるのでコンタクトした可能性のある人々を同定できることだ。その人々が、2週間自宅隔離をすれば感染を抑えられる。
とりあえず今できることは、ロックダウンを守り、少しでも多くの人がワクチンを打つことだ。

エッセンシャルワーカーで、エイジケアにフルタイムで勤めてきた、この1年半は地獄だった。今も、これからもそれが続く。
オーストラリアのコビッドでの死者は、2020年1月以来今まで合計しても、100人程度、他の国に比べればわずかだが、そのほとんどがエイジケア施設に居る年寄りだった。当然、エイジケアのナースは何をやっているんだ、とバッシングにあった。バスや電車で「コビッドがうつるから近寄るな。」と言われたり罵倒される被害が多発して、医療関係者を口頭または物理的に攻撃した人は$1000の罰金が科せられる「新法」までできた。
また職場では、いつ、どこでメデイアの人にインタビューを受けても、業務上のことで質問に答えてはならない、という厳重なお達しが出ているので、私も政府や医療業界やシステムに、100も200も言いたいことがあるが、今は言えない。

去年ボリス ジョンソンがコビッドで死にかかったとき、ICUでずっと彼に付き添ったナースはオージーナースだった。ボリスは、こんな非常時に献身的に働いてくれたナースはエンジェルだと褒めたたえて、彼女に感謝しまくっていたが、その後彼女はナースを辞めた。「ナースはやっている仕事を充分尊重されていないし、充分正しく評価されていない。」というのが理由だった。同感だ。この1年の間にストレスから、深刻な病気になった同僚が沢山いる。職場を離れ、辞めて行くナースが後を絶たない。

こんなときに日本はオリンピックをやって、選手たちだけでなく、その何倍もの関係者やマスメデイアが日本に入ってきている。
たくさんの死者が出るだろう。
そしてそれらの死者の死因は、心筋梗塞とか、脳卒中とか、喘息の悪化とか、糖尿病の悪化とか、過労とかの名前をつけて葬られるだろう。

どんなワクチンも、人によっては副作用は出る。しかし血栓ができる可能性は、コビッドに感染するよりずっと少ないし、血栓ができても症状がすでに一般に知られていて対応できるので病院に行けば完治できる。
すれちがっただけで感染するデルタ型で、死んではいけない。デルタ型は、年齢を問わず感染が広がり10代でも死者が出ている。
一刻も早くワクチンを打ってほしい。

2021年7月8日木曜日

ボブ デイランの「フォーエバーヤング」

「フォーエバーヤング」FOREVER YOUNGを歌ってみた。
オリジナルは、ボブデイラン作詞作曲1974年。彼に息子が生まれた時の感動と、父親の子に対する願いを曲にしたもの。ボブデイランはアメリカンジューなので、ヘブライのバイブルから言葉を引用している。
  神の恵みとご加護が君にありますように、君の願いがすべて、かなえられますように、いつも人の力になって、人からも力を貸してもらえますように、星まで届くはしごを築き一段一段登っていけますように、いつまでも生きていられますように、、、
といった詩で、これに感動したロッドスチュワートなど沢山の歌手が、自分のバージョンでこの歌を歌っている。 私が歌っているのは、ドイツのロックグループ、アルファビルのバージョン1984年で、歌詞もメロデイも少し違っている。

映画「MINAMATA」(水俣)は、3年間水俣に住み着いて公害による被害の様相を写真に撮ったカメラマン、ユージンスミスを描いた作品。ユージンを演じたジョニーデップが、映画の中で胎児性水俣病患者の娘を抱きながら、この歌を歌う。調子外れだが子供の幸せを願う親の心が歌われていて、とても印象深かった。この映画は9月公開だそうだが、良い映画だ。見る価値がある。

I am singing [Forever Young]. Ordinally this song was written by Bob Dylan in 1974 and recorded by The Band. Poet is related father's hope that a child will remain strong and happy, after Bob's son was born. The words came from the Hebrew Bible as Bob an American Jew. Many singers are singing their own version and I am singing with German rock band : Alphavill version.
I watched a movie, titled [MINAMATA]. In the movie, one very impressive scene I could not forget that Johnny Depp sang this song, holding a disadvantaged child who is suffered with MInamata disease.