2008年11月19日水曜日

ロンドン 成田 シドニー




ロンドン最後の日も快晴。本当に運が良い。
オックスフォード通り、リジェント通り、ボンド通りを何度も繰り返して またまた散策。日本の「MUJI」無印良品と、「ユニクロ」がいくつもある。ユニクロは、「ユニキュウーエロ」と発音しているところがおもしろい。

中に入ってみると ロンドンっ子や外国の観光客から人気がある理由がよくわかる。服も、文房具なども、共通して、デザインが良く、シンプルで、色がきれい。品質も良い。店の外観は、オシャレで 現代的で 高級感がある。下着も 日本のユニクロでは白と黒とグレーしかないものが、明るい青、空色、草色、緑、オレンジ色など、たくさん きれいな色であふれている。

ロンドンからシドニーに帰る途中 成田に寄ったが、成田第二空港のなかにあるユニクロは どうしてあんなに ごちゃごちゃで田舎くさいんだろう。デイスプレイが 大事でしょう。下着の色も白、黒、グレーでは うつ病にでもなりそう。下着こそ 目の覚めるような色、デザインで、自分だけのおしゃれを楽しまなければ。せっかくユニクロは 100%木綿でよい素材を使っていて、着心地も良いのだから 美しく並べて、しっかり購入意欲をかきたててもらいたい。しっかりしろ。日本のユニクロ。ユニキューエロに 完全に負けてるぞ。

オックスフォード通りのリッツホテルの前に 和菓子屋さんがあった。毎日飛行機で作りたてを空輸しているそうだ。串だんごも 草もちも 大福もおせんべいもある。ロンドンに住む人が 急にうらやましくなる。こんな店がシドニーにあったら、どんなに良いだろう。串だんごは1ポンド、と安いのに、「ここで食べて良いですか」、と聞いたら、ちゃんとお茶を出してくれた。感激して泣きそう。

そうこうしているうちに、時間がせまり、地下鉄でヒースロー空港に向かう。
シテイーからヒースロー空港までタクシーで70ポンド、ヒースローエクスプレス電車で18ポンド、地下鉄だと3ポンド。料金を考えると地下鉄を使わない手はない。ロンドンのチューブと呼ばれる地下鉄は 便利で安いが日本の地下鉄の並みに 沢山の線が入り組んでいて、乗り換えも多く、また、どの駅も地上から降りるのは階段で、エレべーターは限られている。2012年のオリンピックはロンドンだそうだが、それまでに地下鉄各駅にエレベーターを取り付けなければならなくなって 大変だろう。もうすでに工事が始まっているところもある。
すっかり重くなったスーツケースを抱えて、階段を降りようとしたとたん、「お手伝いしましょう。」と、二人のハンサムな青年から 同時に声をかけられる。わーい。どっちの人にてつだってもらおうかなー。うれしや、レデイーファースト 紳士の国。

ヒースロー空港の 消費税払い戻しの窓口に並ぶ。150ユーロの買い物をしたので、15ユーロ返してもらうだけなんだけど、私の前の若夫婦が、払い戻しを長時間待たされている。担当官がハロッズに確認の電話をかけているという。頭にきて この若夫婦と一緒に、だーかーらー税務署の奴らって、、、と担当官の悪口をいいつのって時間をつぶしていたら、ついに担当官がやってきて札束をやおら 数えだして2500ユーロ 窓口に叩きつけるようにして 若夫婦に渡していたのにびっくり。いくら買い物したのかしら、、、数えるのに指が足りない。2500ユーロ還元されたということは、25000ユーロ 600万円の買い物を 今日ハロッズで したことになる。やっぱり、アラブのお金持ちは すごい。

ヒースローから成田へ12時間のフライト。成田でシドニー行きの飛行機を待つ間、日本の雑誌と、来年度の日記帖を買う。待合室のマッサージソファにすわる。200円で たっぷりマッサージしてくれるので止みつきになりそう。これで、お茶と羊羹でも出れば言うことないわい。

成田からシドニーには 10時間のフライト。 シドニーからロンドンに行くときに 座席についているDVD映画は1本残らず全部見てしまったので、帰りは観るものが無くなって、退屈極まりない。 シドニーには 朝着いた。2日がかりでロンドンから帰ったことになる。

3週間の休暇をおつきあいしてくれた長女
ありがとう。
2年前に6週間かけてヨーロッパを巡ってきたばかりなので と今回は 留守番役になってくれた次女 ありがとう。

写真1:ヒースロー空港
写真2:リッツホテル