シドニーで、和久田哲也がシェフをしているレストラン「テツヤズ」が、イギリス「サン ペレグリーノ世界のベストレストラン100選」で、今年も世界の10トップレストランに選ばれたと、日豪プレスは報じている。去年は5位だったが今年は9位。
トップ10のレストラン
1)EL BULLI スペイン
2)THE FAR DUCK イギリス
3)PIERRE GAGNAIRE フランス
4)MUGARITZ スペイン
5)THE FRENCH LAUNDRY アメリカ
6)PER SE アメリカ
7)BRAS フランス
8)ARZAK スペイン
9)テツヤズ オーストラリア
10)NOMA デンマーク
また 「テツヤズ」は 92年以降毎年、シドニーモーニングヘラルドの、グッドフード賞を受賞し続けている。一人前$285.半年先まで予約いっぱいのレストラン。
3年前、RNS病院の心臓外科病棟にフルタイムで勤めながら、日本人患者のために通訳で、タウンホールクリニックにも勤めていた。でも大学での勉強も始まるのでクリニックの方は 退職することになり、お別れ会を、テツヤズでやってもらった。
テツヤズの良いところは、すべてが個室になっていて、通路がほかの客を顔が合わないような構造になっていることだ。だから、レストランで誰ともばったり会ったりしないで済む。レストランによっては、普段は静かで落ち着いて食事するつもりで来たのに、たまたまほかのグループが耳の遠い老人グループで、大声でがなりたてるのがいたり、しつけのできていない子供を連れてくるアホな若夫婦がいたりすると、食事がめちゃくちゃになる。その点、テツヤズは、中に入ってしまうとハンサムなウェイターしか目にしないで済む。髪の長いウェイトレスを置いているレストランもいやなものだ。レストランは、身の動きの早い、清潔な感じの若いウェイターに限る。
部屋に通されると ウェルカムシャンパン。それが済むと、座って、前菜用のよく冷えたワインと前菜。次に、ワイングラスを下げて 別のワインと焼き物。それが済むと、また、ワイングラスを下げて、別のワインと煮物。という具合に、それぞれの料理に合ったワインが、それごとに注がれる。
メインは「テツヤズ」の代表料理、オーシャントラウトのコンフィ。50度の低音でじっくり火を通したマスの片側に、炒った昆布を胡椒のように貼り付けたもの。見た目も美しくて良いお味。
途中、口を洗うということで、一口シャンパンのソルべートが出て、デザート前にもシャンパンが出てから甘いものが出た。
クリニックのオーナーが払った一人$350のコースが高いと思わなかったのは、痒いところに手が届くスマートなウェイター達のサービスぶりと、惜しげもなくその場で開けられる沢山のワインでせいだろう。とても、良い思いをしたレストランだった。
「テツヤズ」と、「ガリレオ」と、「吉井」 この3つがシドニーでは一番のレストランと言われている。 行って見た。
オブザーバーホテルの中のレストラン「ガリレオ」。犬養春信コック長は、テレビの「料理の鉄人」に出演した。一人$165. 9コース。ソムリエが愚かな男で、お酒を飲まないから食事にしてくれと、言っているのに 飲み物をオーダーさせようと強引な押し売りをされた。わざと食事と食事の間をあけて、飲み物で稼ごうとする。食事が終わるのに4時間半かかって、終わる頃には、誰もが疲れ果てていて、会話を続ける気にもならなかった。これほど愚かなソムリエに合ったことがなかったし、これほどレストランでひどい目にあったことは、前にも後にも一度もない。建物も古びて、汚らしい。絶対行くべきではない。
「吉井」コック長、吉井隆一。漫画「おいしんぼ」で 活躍した料理人。ラリアで一番の億万長者ジェームスパッカーが結婚したとき、彼が腕をふるった。
先日行ったばかりで、メニューを まだ捨ててないので書き写してみる。9コース $130。(ワイン別)
トップ10のレストラン
1)EL BULLI スペイン
2)THE FAR DUCK イギリス
3)PIERRE GAGNAIRE フランス
4)MUGARITZ スペイン
5)THE FRENCH LAUNDRY アメリカ
6)PER SE アメリカ
7)BRAS フランス
8)ARZAK スペイン
9)テツヤズ オーストラリア
10)NOMA デンマーク
また 「テツヤズ」は 92年以降毎年、シドニーモーニングヘラルドの、グッドフード賞を受賞し続けている。一人前$285.半年先まで予約いっぱいのレストラン。
3年前、RNS病院の心臓外科病棟にフルタイムで勤めながら、日本人患者のために通訳で、タウンホールクリニックにも勤めていた。でも大学での勉強も始まるのでクリニックの方は 退職することになり、お別れ会を、テツヤズでやってもらった。
テツヤズの良いところは、すべてが個室になっていて、通路がほかの客を顔が合わないような構造になっていることだ。だから、レストランで誰ともばったり会ったりしないで済む。レストランによっては、普段は静かで落ち着いて食事するつもりで来たのに、たまたまほかのグループが耳の遠い老人グループで、大声でがなりたてるのがいたり、しつけのできていない子供を連れてくるアホな若夫婦がいたりすると、食事がめちゃくちゃになる。その点、テツヤズは、中に入ってしまうとハンサムなウェイターしか目にしないで済む。髪の長いウェイトレスを置いているレストランもいやなものだ。レストランは、身の動きの早い、清潔な感じの若いウェイターに限る。
部屋に通されると ウェルカムシャンパン。それが済むと、座って、前菜用のよく冷えたワインと前菜。次に、ワイングラスを下げて 別のワインと焼き物。それが済むと、また、ワイングラスを下げて、別のワインと煮物。という具合に、それぞれの料理に合ったワインが、それごとに注がれる。
メインは「テツヤズ」の代表料理、オーシャントラウトのコンフィ。50度の低音でじっくり火を通したマスの片側に、炒った昆布を胡椒のように貼り付けたもの。見た目も美しくて良いお味。
途中、口を洗うということで、一口シャンパンのソルべートが出て、デザート前にもシャンパンが出てから甘いものが出た。
クリニックのオーナーが払った一人$350のコースが高いと思わなかったのは、痒いところに手が届くスマートなウェイター達のサービスぶりと、惜しげもなくその場で開けられる沢山のワインでせいだろう。とても、良い思いをしたレストランだった。
「テツヤズ」と、「ガリレオ」と、「吉井」 この3つがシドニーでは一番のレストランと言われている。 行って見た。
オブザーバーホテルの中のレストラン「ガリレオ」。犬養春信コック長は、テレビの「料理の鉄人」に出演した。一人$165. 9コース。ソムリエが愚かな男で、お酒を飲まないから食事にしてくれと、言っているのに 飲み物をオーダーさせようと強引な押し売りをされた。わざと食事と食事の間をあけて、飲み物で稼ごうとする。食事が終わるのに4時間半かかって、終わる頃には、誰もが疲れ果てていて、会話を続ける気にもならなかった。これほど愚かなソムリエに合ったことがなかったし、これほどレストランでひどい目にあったことは、前にも後にも一度もない。建物も古びて、汚らしい。絶対行くべきではない。
「吉井」コック長、吉井隆一。漫画「おいしんぼ」で 活躍した料理人。ラリアで一番の億万長者ジェームスパッカーが結婚したとき、彼が腕をふるった。
先日行ったばかりで、メニューを まだ捨ててないので書き写してみる。9コース $130。(ワイン別)
上の写真は、このときのもの。1、と 6、と 8、の写真。
1)ウニ玉
2)筍の前菜盛り合わせ
3)スキャンピのカラスミ焼き、筍のパスタ添え
4)子牛ヒレ肉カルパッチョ
5)アサヒガ二と衣笠茸の鳴門蒸し
6)和牛ビーフ 蓼と西洋山葵のピュレとたまり醤油ソース
7)シャーベット
8)寿司
9)味噌汁
10)デザート
フロアマネージャーが予約受付から、当日の案内、料理の出具合をよく監督していて、彼の洗練され、物腰の穏やかさは、とても良かった。しかしお運びは全員ウェイターでなくウェイトレス。
オントレのウニ玉が、この人の得意料理で、卵に、ウニを乗せて熱いスープをかけて金箔を乗せた物。金箔なんて、趣味が悪い。
前菜(2)と次の(3)で、季節の出し物として出された筍は、ショック!水煮缶だった。ここでも、本当のたけのこは、栽培しているのに、名のあるこのようなレストランで、一缶$5で買える水煮缶が材料だなんて、日本料理屋として許されるとは、思えない。おまけに、(4)も、(6)も、生の牛肉で、血がしたたるような肉だった。
「吉井」には、吉井コース$130か、桜コース$110しかないので、食べに行くと二つしかチョイスがない。(1)ウニ玉の生卵や、(4)と(6)の生肉を食べられない人は少なくないはずだ。現に、夫は ウニ玉を気持ち悪いと言い、生肉が食べられないので、ここの料理は ほとんどパス、食べずに返していた。このレストランは、行く価値がない。
というわけで、「テツヤズ」は、好きだが、半年先にまだ生きているかどうかもわからないのに、予約を入れてもらってまで 行く気はしない。
世界でトップレストランとか、いろいろ言うけれど、食べ物をおいしいと思うには、本当に仲の良い人と、楽しい気分で、会話を楽しみながら食べる食べ物ならば、何でもおいしい。なにも、高いお金をだして、高給レストランに行くことよりも、楽しい仲間をもつこと。一緒にいて楽しい家族を維持すること。これが一番大切なことだ、と思いあたる。
1)ウニ玉
2)筍の前菜盛り合わせ
3)スキャンピのカラスミ焼き、筍のパスタ添え
4)子牛ヒレ肉カルパッチョ
5)アサヒガ二と衣笠茸の鳴門蒸し
6)和牛ビーフ 蓼と西洋山葵のピュレとたまり醤油ソース
7)シャーベット
8)寿司
9)味噌汁
10)デザート
フロアマネージャーが予約受付から、当日の案内、料理の出具合をよく監督していて、彼の洗練され、物腰の穏やかさは、とても良かった。しかしお運びは全員ウェイターでなくウェイトレス。
オントレのウニ玉が、この人の得意料理で、卵に、ウニを乗せて熱いスープをかけて金箔を乗せた物。金箔なんて、趣味が悪い。
前菜(2)と次の(3)で、季節の出し物として出された筍は、ショック!水煮缶だった。ここでも、本当のたけのこは、栽培しているのに、名のあるこのようなレストランで、一缶$5で買える水煮缶が材料だなんて、日本料理屋として許されるとは、思えない。おまけに、(4)も、(6)も、生の牛肉で、血がしたたるような肉だった。
「吉井」には、吉井コース$130か、桜コース$110しかないので、食べに行くと二つしかチョイスがない。(1)ウニ玉の生卵や、(4)と(6)の生肉を食べられない人は少なくないはずだ。現に、夫は ウニ玉を気持ち悪いと言い、生肉が食べられないので、ここの料理は ほとんどパス、食べずに返していた。このレストランは、行く価値がない。
というわけで、「テツヤズ」は、好きだが、半年先にまだ生きているかどうかもわからないのに、予約を入れてもらってまで 行く気はしない。
世界でトップレストランとか、いろいろ言うけれど、食べ物をおいしいと思うには、本当に仲の良い人と、楽しい気分で、会話を楽しみながら食べる食べ物ならば、何でもおいしい。なにも、高いお金をだして、高給レストランに行くことよりも、楽しい仲間をもつこと。一緒にいて楽しい家族を維持すること。これが一番大切なことだ、と思いあたる。