ニューカッスルの田舎で働いている娘が 先日の集中豪雨で車ごと流されて、死ぬところだったという経験をした、と思ったら、今度は運転中、軍用ジープに一方的に車をぶつけられ大破するという災難にあった。全く、気が気でない。
軍用ジープが2車線の道路の右側から、車の流れを無視して左折したため、左側車線を走っていた娘の車がつぶされた。直後にジ-プに乗っていた二人の制服軍人は、つぶれた車の中にいる娘を怒鳴り飛ばした という。娘はそれにひるまず、運転見ミスは 軍用ジープ側だと主張すると、相手はもう2人加勢を呼んできて、4人の制服軍人が たった一人の一人の小さな女の子を取り囲んで 自分達の主張を言い張ったという。
事故を起こしていながら、4人の軍人が たったひとりの市民を取り囲むなど、それだけで立派な暴力ではないか。暴力とは、殴ったり蹴ったりすることを言うのではない。パワーをもった軍人が 何の武器も持たない市民を取り囲み恫喝することを、暴力と言うのだ。
現場に到着した女の警官は、現場検証もする前から、悪いのは あなたかもね、、、と娘に言ったという。失言、というには、お粗末すぎる。悪いのが誰かを決めるのは、警官ではない。両者の主張を証言にとり、現場検証をし、複数のジャッジによって、公正に判断結果がでるのであって、現場に来たばかりの若い女警官の主観など、現場にいる被害者に言うべきではない。警察官は、市民を守らないで 一体何を守るためにいるのか?
軍人こそ 市民を守らないで いったい何を守るのか? 税金で飲み食いし、頼んでもいないのにイラクにでかけて、イラク市民を殺し、自分の国で 平気で交通違反し、市民の車を壊した末 責任を相手にかぶせて逃げようとする。それに輪をかけたように、警察官まで、その場を取り繕おうとする。
私たちは毎日まじめに働き、収入の36%を税金にもっていかれて、働いても働いても、家など買えないでいる。その税金で、生活し、その税金で 給料をもらっている、軍人たち、警官たち、君たちは一体 何を守ろうとしているのか?
君たちのその おそまつなおつむで、何を考えているのか? オーストラリアで活躍する日本人の専門家が増えて、日本人ドクター、日本人フィジオ、日本人カウンセラー、日本人オプトメトリスト、日本人ナース、日本人歯医者、日本人公認会計士、日本人建築士、日本人獣医も出てきた。頼もしいことだ。しかし、まだ足りないのは、日本人の人権を守るために戦ってくれる弁護士ではないだろうか?