2021年12月16日木曜日

フェルデイナンド カルリのエチュード

フェルディナンドカルリ(1770-1841)作曲のエチュードを弾いてみた。
カルリはイタリア人でギタリスト、生涯に400曲余りのギター曲を作った。どの曲も哀調に満ちて美しい。
バイオリンは激しくエネルギーを消耗する全身運動で、健康で柔軟な体がないと音が出せない。昨年、自分が弾いたバイオリンの音に絶望してから、二度と楽器を手にしていない。しかしギターは主に指先運動で何とか音が出る。初心者ギタリストにとっては良いが雑音なしに弾くのが難しい。
この曲はカルリの教本の初心者用テキストの、ほんの初めの方の曲だ。400曲、カタツムリのようなスピードで少しずつ練習している。

もうじき1月が来る。オーストラリアに移住して26年、その間に娘が大学を卒業して家を出て行き、もう一人も自立して出て行き, オットが死んで、可愛がっていた愛猫16歳を昨年安楽死させ、一人暮らしの身になった。
今月末に72になるが、今だにフルタイムでナースをしている。日本人旅行者が居なくなったので医療通訳の仕事はなくなったが、今の職場に戻れば気心の知れた仲間がいた。しかし 一番仲の良かったナースは、香港の民主化運動に身を投じる、と言って去年帰国し、今は音信不通。もう一人の仲良しは先月眠っているベッドで亡くなっていた。徐々に友達が減って、寂しい限りだが、生涯続けていける職業に関りを持ち、後輩を育て、さらに芸術に関心を向き続けて、ずっと続けていける趣味を大事にしていきたい。

I am playing guitar etude written by Fernando Carulli ( 1770-1841), Italian guitarist and composer. He composed more than 400 guitar music. I'm doing practice little and little,,, but 400 etudes,, ,long way to go!