ベトナム戦争1965-1973、米国は南ベトナムに傀儡政権を作り、ベトナムを侵略した。介入の理由は北ベトナムの民族解放戦線を放っておくとアジア全体が共産主義に染まってしまう、という根も葉もない理由だった。米国は1200憶ドルかけて、ベトナム人300万人を殺し、ラオス、カンボジア人数十万人を殺した。そのベトナム戦争を始めたのはケネデイ大統領だったことはあまり語られない。ベトナム戦争が始まる前に、多数のCIAを現地に送り出し情報収集して開戦に備えたのは、「日本人リベラル」の方々が大好きなケネデイだ。暗殺されていなければベトナム戦で米軍が敗退するまで指揮を執っていたかもしれない。
米国は2003にサダムフセインが大量兵器を保有していると言って、イラクを侵攻し150万人、実にイラクの人口の5%のイラク人を殺しまくった。のちにワシントンの調査報道官チャールズルイスも、BBC特派員だったラゲオマールも、「もしジャーナリストがちゃんとした仕事をしていればイラク戦争はなかったし、100万人の子供たちは今も生きていたはずだ。」と言う。 サダムフセインは首を吊られ、未だに米軍基地を持つイラクには、サダムのような英雄的民族主義の指導者は、もう生まれない。
オバマ大統領は2011、カダフィ大佐を追放するためにリビアを攻撃、偉大な建国者カダフイを惨殺し、数十万人の民を難民化し、最良最高水準のオイルを奪い、アフリカで一番生活水準の高かったリビアを最貧国に突き落とした。いまだにベンガジに米軍基地を置き、オイルの利権を国民から奪っている。
またオバマは、シリアのアサド独裁政権を倒す、という理由で介入し、民主的に選ばれたアサド大統領の国の、3分の1の土地を奪い米軍基地を置いて、現在も国の主要油田の利権を独占している。
アフガニスタンも同様だ。オバマ大統領は、米国史上最大規模の爆弾をアフガニスタン、リビア、イエメン、ソマリア、イラクに投下し世界で最も貧しい人々を殺害した。ドローン無人機を使って米国から遠く離れたパキスタンやアフリカ、中東の国々に住む「テロリスト」を沢山、自分の手を汚さずに処分した最初の大統領だ。
いまバイデン米穀大統領は、ウクライナに湯水のように武器を送り、イスラエルの後支えになって、米軍製武器を世界中に売りまくって利益を上げていて、戦争を続けさせるために時間を引き延ばしながら2国援助している。
米国民主党バニーサンダースはこの1月30日、ABCニュースキャスターの質問の答えて、「イスラエルはテロリストから自国を守る権利がある。2万2千人のガザ住民を殺したイスラエルは、今後変わらなければならないが、米国はイスラエルをひき続き全面サポートしなければならない。」と言った。おまえもか。米国に逆らうものはみんなテロリストか? テロリストは殺されて当たり前か?
ハマスの戦いは、入植者、侵略者に抵抗する、侵略されている者たちの自由を求める抵抗だ。75年間土地を奪われ、16年間避難民として閉じ込められ、封鎖されてきた230万人の人々の解放を求める声だ。イスラエルは、1国2政府という国連の決議の立ち返れ。
日本は米国の同盟国で、日本の民主主義は、戦後米国の進駐軍によって持ち込まれた。それまで日本の女性には参政権さえなかった。しかし日本の民主主義が、このように世界中に戦争をばらまいて、その血で汚れた手によってもたらされた、と言う事実を忘れてはならない。民主主義とは強いものが武器を売って利益を得ることでもなければ、石油を奪うために他国を侵略することでもない。民主主義とは日本人にとって何なのか、正義とは、、いまほど問われる時はない。
島唄を歌ってみた。