2013年11月8日金曜日
オットと日本さらばじゃ、また逢う日まで
16泊17日間の日本旅行も終わりに近付いた。今夜、日本航空でシドニーに帰る。
成田出発は夜8時。これが嫌なんだ。ホテルは10時か11時にはチェックアウトしなければならない。そこから夜8時まで、外で時間をつぶさなければならない。生後10か月の赤ちゃん並に昼寝が必要なオットには これが辛い。2つの大きなスーツケースは 宅配の人が空港に持っていってくれていて先に飛行機の貨物に収納していてくれている。小さなリュックサックひとつの身軽な姿で夜まで、さあ、どうするか。
タクシーで浅草のスカイツリーまで行く。4階まで上がって、上まで上がるチケット売り場にいくと、2時間待ちだという。遊び盛りの5歳の子供の並に、じっとして列に2時間並んでいることなどオットにはできない。私に寄りかかって立っていられるのがせいぜい10分間。4階から、頂上を見上げる写真を撮って、横にある墨田区水族館に入る。区立の水族館らしく子供への教育を目的として建てられている。エレベーターで最上階まで上がって、海中生物を見ながら、らせん状の通路を下りてきて、階下の大きなプールで泳いだり、体を干しているペンギンを見られるようになっている。上野動物園の水族館に比べると見劣りするが、子供たちを連れてきて じっくり水の生き物を観察させるのには良いところだ。
コーヒーで一休みして上野駅に向かう。そこから特急で成田へ。京成電車から眺めるのどかな初秋の眺め、、、田んぼはすでに収穫が終わっていて、野菜畑に大根や青葉野菜が植わっている。疲れるから目をつぶって寝ていきなさい、というがオットは車窓の風景から目が離せない。空港駅に着くまでオットは名残惜しそうに ずっと景色を見ていた。
空港の中のレストランは来るたびに利用するから、もうほとんど端から端まで試しに食べてみたことがあるが、寿司屋を除いて 1件としてまともな食べ物を出すところがない。外見だけまともに見えるが、実際はとても、プロの料理人が作っているとは思えない。これって、日本の恥じゃないだろうか。国辱ものだ。空港の中は、見送りに来る人や、たくさんの外国人が何時間も過ごさなければならない場所だ。朝から夜まで、人が絶え間なしにレストランを使う。マクドもスタバもあるが、レストランならば、もう少しましなコックの居るレストランとして営業すべきだ。シンガポール空港には、飲茶や、レストランは勿論、仮眠室も無料のシャワールームもコーヒー一杯で座ってゆっくりインターネットを使わせてくれるカフェがいくつもあった。それらが成田には一つもない。
機内は驚くことに混んでいて、空席が全然なかった。食事が終わり次第 空いている席を確保してオットを横にさせてもらおうと思っていたが、それができない。小さな席に丸くなって10時間。
前回の帰りの飛行機では、3席空席を確保してオットを寝かせて、自分は、ビデオで
ランランのコンサートパフォーマンスがあったので、ずっとこれを繰り返し繰り返し観て聴いてきたので10時間がつらくなかった。今回は、映画はみんなもう映画館で観たものばかり、ビデオはお笑いのもしかなくて退屈なので、同じ映画を繰り返し見ていた。今ではそれも良い思い出だ。
日本で、わざわざ忙しい中を、時間を作って会ってくださった心の優しい友達たち、ありがとう。食事に連れ出してくれた兄姉、ありがとう。いつまでも忘れずに、帰るごとに会いたがる こんな母親のためにいつも優しくしてくれる息子たち、ありがとう。ありがとう。昔の同級生も、いつもと友達でいてくれて、ありがとう。ツアーの方々も親切にしてくれて、ありがとう。
山たち、その清々とした空気の中で雄姿を見せてくれて本当に本当にありがとう。会えて良かった。
オットと休暇を充分楽しんだ。良い休暇だった。休暇の欠点といえば、それが短すぎることだ。