2010年6月20日日曜日

もう サッカーなんか 嫌いだ



サッカーは まれに見るアンフェアなスポーツだ。

FIFAワールドカップで 昨夜、日本はオランダに敗れ、カメルーン戦でとった1点と合わせて、1勝1敗。シドニーでは 土曜の夜9時半から、ゲームが同時中継された。国際試合に弱い侍ニッポン。FIFAワールドランキング 45位。試合運びが遅い。もっと走れ。もっと攻撃してくれ。
最後のデンマーク戦では 良い試合を見せて欲しい。勝っても負けても良い。良い試合をみせてもらいたい。
試合が 終わっても、世界中のコメンテイターが、これはこれは 良い試合でしたね、フェアプレイで、これこそがサッカーです と言われるような 程良く攻撃的なゲームをやってもらいたい。

日本 オランダ戦のあと、深夜から朝2時まで、オーストラリア ガーナ戦が行われた。この試合を見て、オーストラリアでは、サッカーからは大幅にファンが離れていったのではないだろうか。わたしも、もうサッカーなんか、嫌いだ!

試合が始まってすぐ、24分で チームの勝敗を握るハリー キューエルが、「相手の決定的シュートを手で止めた」というペナルテイーで 突然レッドカードで、退場させられた。あまりの突然の決定に、誰もが信じられない思いだった。スローモーションビデオを見ても、キックが偶然 キューエルの肩に当たったとしか 思えない。あと5センチずれて胸に当たっていたら、問題なかった。ものすごいスピードで、近くからキックされたボールを故意に、肩で妨害することなどできない 偶然当たった と考えるのが普通だ。イエローカードなしに、突然 文句なしのレッドカードだ。

最初のオーストラリア ドイツ戦で、チームのストライカー テイム ケーヒルが、レッドカードで、場外に出され そのあと2試合出場禁止措置をとられたかと思ったら、またしても 悪夢のレッドカードだ。テイム ケーヒルのレッドカードで 退場だけでなく その後2試合出場禁止という、処置にもびっくりした。

サッカーは、まれに見るアンフェアなスポーツだ。
たった一人の審判が全権を支配いて、審判に公正さを再考させることも 抗議することも違反になる。審判全権支配のサッカー試合に民主主義はない。たったひとりの審判に、良し悪しのすべてが決定されてしまう。選手達とともに、審判も走っているのだから、角度によっては 見えないところだって 誤解だってあるはずだ。人には間違いもあるし、人間の視野には限界だってある。だから、相撲には行司以外に、審判席があり 勝敗に疑問のあるときは 協議できるし、相撲の取り直しもある。テニスも ボールがライン上か、内側か、ビデオで確認して判断をすることができる。サッカーフィールドは 縦105メートル 幅68メートルの広さ。たったひとりの審判の判断が公正かどうか、どうやって、審判するのか。

もともとオーストラリアではサッカーはマイナー。何と言っても クリケットとフットボールが国民的スポーツだ。それでも 日本よりも弱かったオージーチームが 国際試合を重ねるごとに強くなって、今ではFIFAワールドランク20位になって、日本の大きく差をつけた。これから良くなって 若い人たちが育っていくはずだった、オージーチームを思うと、今回の試合には、納得がいかないし、残念至極だ。