2009年6月3日水曜日

娘が結婚したー!


















次女が結婚した。
5月31日 クイーンズランドのハミルトン島で。

娘が もう長いこと この相手と一緒に暮らしていて、彼のいびきがうるさいことも、ちょっと厳しいことを言うと すぐに すねることも、必要なときにフラッと出て行って居なくなることも よくわかっていた。

背ばかりが 高くて ヒョロっとした こんな無知で無教養で、碌な仕事に就いているわけでもなく 金もない 図体ばかりの男のどこが良いのかわからないが、

いつなんどき 瀕死の患者が飛び込んでくるか わからない救急動物病院の救急医を勤める娘には 居心地の良い大きな枕が必要なのか と思い、

ああ、娘はそんなにもストレスにまみれて働いているのか と、不憫に思っていた。

初めて 娘の口から 結婚の言葉が出たときは、腰をぬかして、あせりながら、「あんな奴でいいのか?」と、思わず 男の悪口を100以上並べ立てたが、

後日 再び 娘から 話題が出たときには 覚悟ができていた。

まあ、教養の塊で、責任感があり、立派な仕事を持ち コツコツ貯めた貯金額が高いからといって、必ずしも娘がくたびれているときに 疲れを癒してくれるわけではない。
娘のように スポーツも一通りやり、絵を描き、ヴァイオリンやチェロを弾き、オペラや芝居をよく理解し、詩とたしなみ、様々な芸術作品を紡ぎ出す そんな男が居たとしても、それで、娘をウマが合うとは 限らない。

気が付かないうちに 私も このウドの大木を愛しているみたい。可愛い奴。

そうこれでいい。

結婚おめでとう。