2022年12月19日月曜日

安保関連3文書を撤回せよ

日本は世界に向かって永久に武器を持たず世界の平和のために貢献すると宣言したにも関わらず、安全保障関連3文書によって、よその国にミサイルを撃ち込み、敵の基地攻撃能力を持つ軍事国家になる。武器をそろえるために来年早々「ミサイル増税」を国民に課すという。つくずく日本に民主主義が根着かなかったのだと思い知らされる。
問題は終戦後、進駐軍の力を借りて民主政治を行うために作動したはずの「国会」が機能していないことだ。

国会に「事前審査制」が導入されてから国会で与野党が議論し審査する必要が無くなった。与党があらかじめ事前審査した議題だけを取り上げ、質疑もあらかじめ時間が限られていて十分な質問、時間をかけた討議ができないうちに質疑が打ち切られ新法が決定されている。反論反撃のないまま官邸の思いのまま国会が牛耳られている。このシステムを変えない限り国会は、意味を持たない。国会の構造的欠陥が正されない限り民主政治が機能しない。その上さらに「閣議決定」という国会での討議なしに重要な政策が決定されている現状は、民主政治でも議会制でもない、自民党専制独裁国家ではないか。

中国は日本のマザーランドだ。海水が上がるまでは、ひとつの大陸だった。人種も言語も文化もここから来ている。今でも国民の食料や日用品のほとんどをこの国に頼っている。
日本の昨年出生数は77万人。どの国よりも人口減が急速に進み。人口の老齢化が世界一。3人に1人が障害者か高齢者。年間90万人のペースで人口が減っていて、経済規模も縮小している。
そんな小さな島国の老人国で、誰が「敵国」に戦うのか。誰が誰に向かってミサイルのボタンを押すと言うのか。
 
「ダニーボーイ」を歌ってみた。反戦歌。詩は英国の弁護士フレデリックウェザリーによる。歌詞は
  愛する息子   軍がバグパイプをかき鳴らし   おまえは戦争に行く   谷から谷へ  山の斜面を降り  夏が終わる  薔薇は枯れ  草原は雪に埋まる  お前が生きて帰ってくるまで  年を取った私は おそらく待っていられないで冷たい土の下   もしおまえが無事で帰ってきたら   わたしが眠る場所をみつけて  ひざまずいておくれ   そして愛していると言っておくれ  おまえの声を聴けたなら  わたしはやっと  深い眠りにつくことができるだろう。