2022年12月29日木曜日

73になる

今年6月に職場で、体重125キロのおばあさんの車椅子を押して、左膝を骨折した。膝が倍の大きさに腫れて痛くて、この先歩けなくなるかも、と深刻に気に病んだのに、みんなに笑われて悔しかった。ヒビが入ってるけど、ほっとけば自然に治るよ、とカルーく専門医に言われて、サポーターをつけて休まず働いていた。

重いものを押しただけで骨折して、つくずく情けなく、思い立って近所のジムのプールで泳ぐことにした。南半球の6月は日本と反対の真冬で寒かったが、温水プールで何十年かぶりで泳いでみると気持ちよく、これなら続けられるかなという感触で、この12月まで半年間、几帳面に通い続けている。25メートルプールを初め、平泳ぎで半分沈みながら泳ぎ、帰りは浮かんで帰ってきて、今度は直径20センチのスポンジでできたバーベルを振り回しながら25メートルを往復、これを5回繰り返すとちょうど1時間。仕事のない日、週に4日続けている。筋肉がついたという実感は全然ないし、体重も泳ぎ始める前と全く変わらず50キロちょっきり。泳ぎも驚くほど向上しない。水に顔つけクロールが全然できなくて沈んでしまう。

この12月で73になる。放っておいても努力しても、退化への道にまっしぐらだ。それでも、ちょっと離れたところにかけがいのない娘たちが居てくれて、その家族たちが居て、マゴたちの成長を見ることができ、大事な友人たちが居て、なんとか仕事があって若い人たちを育てる喜びがある。良い年にしたいと思う。骨折くらいで落ち込んでいられるか!

「FOREVER YOUNG」を歌ってみた。曲のオリジナルは1974年ボブ デイランによるものだが、歌っているのはドイツの1984年、パンクバンド、アルファビルの歌。歌詞は、FOREVER YOUNGを永遠に若くとは、あえて訳さずに「歳なんかとりたくねえよ」と、パンク風に訳してみた。

かっこよく踊ろうぜ  俺らが見上げている間くらいは空も落ちてこないだろ   最高を望んで最低も予想して  爆弾落とす気かよ  あきらめるのかい  俺に早死  させるって  永遠に生かしてくれるんじゃないの  俺に力はないけど  ほんとはそれを認めたくない  砂場で座ってる  だけど死ぬかもね  音楽って悲しい  いつ俺は勝てるんだ  太陽に顔を向け  リーダーに従って音合わせしているけど  音楽は狂った奴のもの  永遠に若くって  俺死なずにいたいかも  年老いた馬みたいに処分されたくない  若いと太陽のダイヤモンドみたいに光るだろ ダイヤは永遠か?

I am singing [ FOREVER YOUNG ] cause I will be 73years old within 2 days. The ordinal Forever Young released 1974 by Bob Dylan. I am singing Germany Band 'Alphaville' version leading by Marian Gold.