2025年1月17日金曜日

イーロン マスク

世界はアポカリプス、マッドマックス化してきた。世界がどんどん野蛮になっていく。力のあるものだけが生き残り、男たちは奇妙な乗り物を乗り回してオイルを奪い合い、土地を確保するために殺し合う。
世界一の資産を持つ男がその財力を駆使して、貴重なレアメタルとオイルが埋蔵されてる地域を、調べつくして軍事力で独占する。地下資源が豊富なアフリカや南米や中国の地下資源は、赤子の手を捻るように簡単に収奪される。 グリーンランドが、米国の51番目の州になったらば、次は台湾が欲しいだろう。ついでに太平洋の島々も、ハワイを強引に独立させずに吸収したように、、。
資本主義経済の究極が、こんな平べったい貧相な顔をした一人の男に象徴される。トランプはこの男の橋渡しでしかない。
暴力と傲慢と野蛮な力によって、世界の地図が変わっていく。

だけど 
いま医療現場で働いている自分の目からみると、お金も物も土地も財力も、大切ではないと確信できる。裕福な人もそうでない人も、医療現場では全く等しく扱われる。医療現場ではまず「救命」命を助けることのために、医療チームは最大限に力を尽くす。そのつぎに救った命はそれが尽きるまで生きるための生活の質を維持することに力が向けられる。どんなに良い人も、そうでない人も裕福でもそうでない人でも処置は同じで変わらない。仮に裕福でも、病院のベッドで苦しんでいるとき、その床に上等なカーペットが敷いてあるかどうか、とか、ベッドサイドのランプが18金でできているかどうか、とか、ナースが若くて美人かどうかなんて、気にする余裕はない。

年を取れば、人は等しく病気もするし、脳も委縮する。自分で尿排便ができなくなれば、施設に入らなければならない。癌で耐え難い痛みに襲われれば、誰かしらにモルヒネを打ってもらわなければならなくなる。人は一人では生きられない。
だから
力が余っていても人を傷つけない、人の物を奪わないように心がける。
そして
苦しい時、ちょっと我儘をいっても許してくれる友達や、自分が動けなくなったときでも優しくしてくれる仲間をできるだけ自分の周りにたくさん作りたい。

エリッククラプトンの「TEAR IN HEAVEN」を歌ってみた。彼が4歳の息子に死なれたときに彼が作った歌。