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2023年5月11日木曜日

大内家の鼻

大内家の鼻は低くて丸い。

私の鼻は父の鼻だ。そういえば叔父の鼻も大叔父の大内兵衛の鼻も同じだった。その鼻が娘に遺伝して何と、今年11歳のマゴの鼻の形に伝わってしまった。2人の横顔を写真に撮られ、証拠を突きつけられて、ハンサムなマゴに申し訳ない思いでいっぱいだ。
日本とオーストラリアの血を半分ずつもって生まれてきた子だが、生まれも育ちも100%オージーブランド、11歳にして158センチの私の身長をらくらく追い抜かし、日々お日様に向かってスクスク伸びている。エメラルドの湖にグレーの霧がかかったような美しい瞳には、まつげがびっしり、つけまつげ3枚分、それもきれいにカールして大きな瞳を囲んでいる。やわらかなカーリーな髪は風に揺れて若き獅子のようだ。それが、、、鼻だけ日本人。

王家に生まれたことをチャールズが恨んでいるか、ラッキー!と思っているかわからんが、母親に死なれて、この5月7日に戴冠式が行われた。オーストラリアの国歌「GOD SAVING QUEEN」は、「GOD SAVING KING」になるらしい。ロンドンでは君主制廃止を訴える抗議行動で57人逮捕されたらしいが、彼らの言い分や行動は全く報道されなかった。オーストラリアでは何千人もの抗議デモが各地で行われた。

オーストラリアの人口は100%アボリジニだった。1770年帝国主義英国の探検家キャプテンクックがシドニー湾に上陸し、1778年アーサーフィリップ英国総督が英国王室による領有宣言をするまでは。 英国の侵略により、人口100万人の90%をアボリジニは失った。英国人は先住民を害蓄として殺しまくったからだ。
15年前、労働党のケビンラッド首相が初めて、連邦議会で先住民族への公式謝罪をした。いま同じ労働党のアルバニージ首相が、オーストラリア憲法を改正し、この国が元来アボリジニのものだったことを明記し、アボリジニの権威を回復するために連邦議会に諮問機関を設置する提言をした。先住民族のことはこの諮問機関を通じて助言ができるようにする。10月にこの是非をめぐって国民投票が行われる予定だ。

今回の英国王戴冠式で、アボリジニ団体と、先住民族12部族による代表は、英国帝国主義による侵略と大虐殺に対する国王からの謝罪を要求した。自分たちの土地を奪い、虐殺し、文化を破壊した真の歴史をきちんと認識するように要求。彼らの犠牲に上に立って英国はいま民主主義と福祉国家を築いてきた。
アボリジニの人口は、全人口の3%にまで回復してきたが、彼らの平均寿命は、男性71、女性75歳であるのに比べて、ノンアボリジニは男性80、女性83歳と大きく離れている。住宅環境、教育、就業への対策が遅れているのだ。そういったギャップをなくすために予算を立てる必要がある。まず国民投票を成功させたい。
帝国主義による侵略、その破壊の歴史について謝罪するということは、言葉で謝ればよいのではない。過ちを認め、どこがなぜ悪かったのかを記録で残し、同じ過ちを犯さないために何が必要かを明らかにし、傷つけた相手の誇りが取り戻され、傷が回復するまで謝罪し続けることが、「謝罪」だ。

江間章子作詞、中田喜直作曲「夏の思い出」を歌ってみた。
I am singing [ Memory of Summer ] written by Ema Shoko and Nakada Yoshinao.
interpretation is
I always remember. When Summer comes Memory of Oze. Far away from here, High above blue sky, Misty swampy wetland, Shadow of mountains Green glass field Beauty of white water banana flowers, Purely noble white, In the Sun set Every things are turned shining gold red, Beautiful Oze, I always remember, When Summer comes.