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2024年10月23日水曜日

赤狩りが始まっているのか

市民社会で赤狩りが、もう始まっているのか?
シドニーの公園の壁に「HAMAS」と落書きした人を、極悪犯全国指名手配のように、CCTV監視カメラが捉え警察が追っている。この人に心当たりがある人はすぐに警察に申し出るように、と今夜のニュースで報じられた。
人を殺したわけじゃない。傷つけたわけでもない。たかが落書きだ。これによってホロコーストを経験したユダヤ人が傷つくからだ、とアルバニー二首相は言う❓。オーストラリア政府は、米国に追随してパレスチナのハマスと、レバノンのヒズボラをテロリストグループだと断定した。
事実ではない。
ハマスはガザの人々が選んだ政府組織であり、ヒズボラはレバノンの最大軍事組織だ。それを他国、米国を中心とした西欧グループが勝手にテロリストと呼んでいる。
イスラエルと米国という世界最強最悪の無法者、世界の暴力団によってパレスチナ人は4万4千人の市民が命を奪われ、レバノンでは数千人が亡くなっている。
停戦を求めパレスチナ支援のデモが世界中で行われ、シドニーでは毎週土曜日にデモが行われているが、ハマスやヒズボラの旗を振った人は、テロリストであるとして警察が逮捕している。パレスチナに連帯を求め、旗を振ってどこが悪いか?しかし政府は、デモで逮捕された人が移民であった場合、永住権もビザもキャンセルして本国に強制送還するという。
昨日までイスラエル、パレスチナ1国2政府にすべきだと言っていたオーストラリア政府が、ネタニヤフと一緒になって、「最後の1人までハマス撲滅」を叫んでいる。イスラエルに停戦を求めていると、この1年間言い続けてきた米国民民主党も、共和党も、「ハマスとヒズボラ壊滅一掃」を求めて軍事支援を強化している。

かつて、湾岸戦争の時、米国の目的は、サダムフセイン大統領殺害ではなかった。イラクのオイルだ。それをいま米国はすでに手にしている。

かつて、リビア戦争で米国の爆撃の目的は、カダフィ大佐暗殺ではなかった。リビアのオイルだ。それをすでに米国は手にした。

かつて、シリア戦争の米国の目的は、アサド大統領を倒すことではなかった。シリアのオイルだ。アサドを倒さずとも米国はシリア領土の半分を侵略しすでに主要な油田を占有している。

そして今回のイスラエルに代行させている戦争の目的は、ハマスを倒すことだけではない。米国が武器支援する目的はイランのオイルだ。
米国が民主国家だなどと思ってはいけない。いつも暴力で世界の資源を奪ってきた。

「人々を受動的かつ従順に保つ懸命な方法は、議論の範囲を厳しく制限しながら、その範囲内で非常に活発な議論を許すことだ。」とノーム チョムスキーは言う。
トランプが勝つか、ハリスが勝つか、意味のない議論に熱中している間に、数えきれないパレスチナ人が殺されている。
どっちが勝っても、「さらなる大量兵器をネタニヤフに与えるのは、どっちか」、という違いに過ぎない。

旧い友達SUEMARRの作った「道路」を歌ってみた。

I am singing [ MICHI ] written by SUEMARR, my old friend.