ページ

2023年1月31日火曜日

クジラとイルカを食べないで

どうかクジラとイルカを食べないで!!!
とても残念なニュース。ある会社が横浜元町と東京2か所に、鯨肉の自動販売機を置いて商売を始めた。諸外国では大きく報道されて、改めて日本人へのバッシングが始まっている。TVニュースでは、飲酒しながら自動販売機で肉を買って血の滴る鯨肉をほうばる日本人の姿が放映されている。

ワシントン条約(絶滅の恐れのある野生動物の種の国際取引に関する条約)では、シロナガスクジラ、ザトウクジラ、ミンククジラを商業目的で貿易ならび海からの持ち込みを禁じている。これに倣って、1982年IWC:国際捕鯨委員会では、すべての商業捕鯨が禁止された。
しかし、その後も日本は調査捕鯨と、名前を変えて引き続き捕鯨も鯨肉の販売も続けたため、2010年オーストラリアとニュージーランドは南極海での調査捕鯨を禁止するように国際司法法廷に提訴した。2014年に判決が出て、日本の水産庁は敗訴し、調査捕鯨が違法であると結論が出た。この時の敗訴の理由は、クジラを殺さなくても調査ができる、殺生サンプル数が実際と異なって多量に捕獲殺生している、科学的調査の成果が不十分で学会への発表がなく、外の研究機関との連携が不十分だ、という内容だった。いかに日本の調査捕鯨が商売優先で自国我流なものであったかが明確にされた。

しかしその後日本は国際社会の批判を押し切って、IWCを脱退し商業捕鯨を再開した。
またIWCには小型捕鯨(イルカ)は管轄外なので、日本近海のイルカ漁は、止むことなく続けてられいる。和歌山の太知でイルカを追い込んで撲殺する漁は、いまや世界でも有名だ。
日本に住む日本人は自分たちが国際社会で、どのように評価されているかについて鈍感だ。オーストラリアが日本を国際司法裁判に提訴していた2010年ごろ、シドニーで「クジラ食うなよ」と唾を吐きかけられた日本人を知っている。日本の本を読んでいた人が、電車の中で嫌がらせうけたこともあった。あなたが新婚旅行でオーストラリアに来た時、こんな目にあったらどう感じるだろう。あなたの息子を英語留学させたとき息子が鯨の件で怪我をさせられたらどう思うだろう。
「日本ではクジラが国民食で伝統的な食物のうえ、主要な蛋白源で、海ではクジラは増えているに違いなく、大食漢の鯨を食べて数を減らすことは良いことだ」、と水産庁の思惑どおり思い込んでいる人が多いかもしれないが、それは国際社会では孤立した、受け入れがたい少数意見だという事を知らなければいけない。日本人裁判長を含めた16人の裁判官による裁判で敗訴した事実を認めなければいけない。日本は100%オイルも資源も輸入に頼っていて、食料の80%近くを輸入に頼っている。日本は国際社会から孤立して生きていくことはできない。

海は地球に生きるすべてのもので、ヒトと同じ哺乳動物であるクジラはヒトの3歳児の知能を持つ。北で生まれた子供をつれて南極を目指して通過する母子クジラをシドニーでは頻繁に見ることができる。野生動物は牛や豚の様に、ヒトの食料になるためにあるのではない。有限な野生動物を、ほかに蛋白源がいくらでもある日本人だけが食べて良いわけがない。水銀汚染も深刻だ。和歌山の太知の住民の血液中の水銀量は、他の4倍以上だという調査結果がある。
COVIDが発生したのはウーハンの野生動物市場という説が有力だ。ヒトが本来野生動物の住処であった森を破壊し、野生動物を食料にしたため動物本来のウイルスがヒトに感染し発病することになった。エイズもエボラウイルスも同様だ。今後、いまだヒトが知り得なかったCOVIDよりも強力なウイルス感染を防止するためにも野生動物は食べてはいけない。
どうか、クジラとイルカを食べないで!!!
I was shocked by the news, that said 3 Whale meat vending machines were settled in Yokohama and Tokyo. TV news shows drunken men got whale meat from machine and eating blood dripping whales meat.
1982 IWC ( International Whaling Commission) band commercial whaling following Washington Treaty. However Japan continues whale hunting as " Research whaling" and offered selling the meat. At 2010 Australia and New Zealand had suit Japan to stop whale hunting at Antarctic sea in International Court, and Japan lost case. 16 judges include Japanese judge told Japanese research whaling is not reasonable and no evidence for research. After the judgement, Japan withdrew from IWC, and commenced commercial whale hunting against international agreement.
This time in Australia we are able to watch mother whale takes her baby towards Antarctic sea. It's lovely and moving scenery.
The sea is for every one lives in the earth. A Whale is high intelligent mammal. The wild animal should not be eaten like a cow or a pig. Whale hunting should be end. Please do not eat whales. Thank you.
I am singing " Sailing Biwa lake".



2023年1月25日水曜日

28回目のオーストラリアデイ

1月26日はオーストラリアデイで祭日だ。1770年探検家キャプテンクックがシドニー湾に上陸した後、初代英国総督アーサーフィリップが正式に英国王室による領有宣言をしたのが1778年1月26日だった。
そしてユニオンジャックの下、先住民族アボリジニの大虐殺が始まる。先住民アボリジニは、6万年もの長い歴史の中で独特の文化を継承してきたが、英国侵略により100万人の人口の90%以上を失った。アボリジニはアフリカの奴隷売買された人々と違って教育しても訓練しても怠惰で働かない、と決めつけられて害獣として殺戮された。侵略者によるスポーツとしての狩りの対象にもなった。今は、保護政策により豪州の総人口の3%まで回復している。アボリジニを殺しまくり英国の刑務所として船で送られてきた囚人によって作られた国、それが豪州だ。

オーストラリアデイは毎年、国旗が高々と掲げられ自衛隊、警察、消防隊、海難レスキュー隊などが晴れ晴れしく行進し、コンサートが行われ、外国から移民してきた人々に式典で念願の市民権が授与されるめでたい日だが、一方では「アボリジニ侵略の日」でもあり、毎年激しいデモが行われてきた。
今年は1月26日祝日を否定する人は、仕事を休まないで出勤しても良い、で、30日以内に1日休暇を取ることを認める、ということになって、オーストラリアデイに異議を唱える人々の要求が受け入れられるようになった。とても喜ばしい。

この日、1月26日で私が2人の娘たちを連れて豪州の地を踏んで28年経ったことになる。他の国を入れると在外日本40年。28年前、フィリピンから3人で、小さなバッグと4丁のバイオリンを背負って、降り立った日、シドニーは青く晴れ渡っていた。
あと1年高校3年をインターナショナルスクールに留まっていれば、ハーバード大学医学部に推薦入学できると言われたが、2人の娘を米国の私立大学に通わせるだけの学費が出せない。米国よりは豪州の方が安い、と判断しシングルマザーで親戚も友人もないし、職もない状態で豪州に来て、その判断が間違っていなかった、といま言われることが一番うれしい。今では娘たちは専門職に就き家庭を持った。日本には親兄弟は居なくなったが、友人たちがいる。人は生きやすい場で生き、連帯を求める。

どこに居ても国の権力者の腐敗と、富裕層による労働者からの収奪は変わらない。どんなに政府がアボリジニを保護してもレイシストによる心ない暴力や、アボリジニの平均寿命がノンアボリジニと10年以上異なる実態は変わらない。しかしそれが誤りであることを指摘する人々の方が多数であり、世界では、パレスチナで人々が銃に向かって石を投げ、極右による政権を守るために司法弱体化させる案に反対するイスラエル民衆がデモをし、 ペルーでは革新大統領ペトロカステオが拘束されたことに怒る人々が決起し、 フランスでは年金受給者年齢引き上げに反対する人々が怒りを表明し、 米国では連邦裁判所は妊娠中絶を禁止したことに怒る人々が立ち上がり、 アフガニスタンでは教育を禁止するタリバン政権に女性たちが危険を顧みずに抗議し続け、 韓国ではユンサクヨン政権の、労働時間延長する新法に人々が立ち上がっている。世界の1%の富裕層が世界の富を掌握し懐柔する社会に抵抗するのは、私たちの生きる権利だ。

すべて世界はつながっている。人は人を殺さずに協調して平和に生きていきたいだけなのだ。ゴリラは仲間を殺さない。ヒトとチンパンジーとは遺伝子が98.8%同じなのに、チンパンジーは一つの群れが全滅するような争いはしない。なぜ人はこんなにも強欲になってヒトを殺すようになってしまったのか。オーストラリアデイに改めて、殺すな!と叫びたい。
I am singing [ I still Australia Home ].
I came to Australia on this day 26-January, 28 years ago with my 2 high school daughters from the Philippines.
This 28 years, ,struggled, cried, carried pain, made huge effort, achieved, successed, played, laughed, and enjoyed, then still going on.