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2021年8月19日木曜日

テネシーワルツとリチャードライト

「テネシーワルツ」を歌ってみた。
1948年にピーウィーキング作曲、レッドスチュワート作詞。テネシーはアメリカ南部の州で典型的な南部の常として人種差別が激しかった。貧しい人々にまで人頭税の納税義務が課せられていたにも関わらず選挙権がなかった。公民権法によって、アフリカンアメリカンに選挙権が与えられたのは、なんと1965年になってからだ。
1968年4月4日に、マーチンルーサーキング牧師が殺されたのも、テネシー州のメンフィスだった。アフリカンアメリカンの人権運動のために遊説中だった。
メンフィスと言うとプレスリーが生まれた土地でブルースの中心地、カントリーミュージックの発祥地であり、レコード会社サンレコードにジョニーキャシュ、ジェリールイスなどが集まってきていて、ギターのギブソン本社もあって、ミュージシャンにとって明るいイメージがある。
でも子どもの時からリチャードライトを、涙と鼻水でぐちゃぐちゃになりながら読んできた自分には、メンフィスというと、怒りと悲しみのイメージしかない。
リチャードライトはメンフィスに育ち、何の理由もなく白人に自分の家族や友人たちが殺される日々の体験を通して、恐怖と屈辱と怒りをペンにたたきつけるように小説を書いた。初めて読んだ時の衝撃は忘れられない。
身近に1930年40年代に、治安維持法で逮捕、拘禁された大叔父にあたる大内兵衛や、叔父に宇佐美誠次郎がいたにもかかわらず、彼らが寡黙だったのと、家では政治の話を全くしなかったため、「やさしい叔父さんたち」の思い出しかない。自分は「人権」というものの価値を、リチャードライトから学んだと思う。

I am singing [Tennessee Waltz] written by Pee Wee King and Redd Stewart in 1948. Tennessee is one of the most conservative US South territory, and racial discrimination was strong culture. After the US Supreme Court ruled racial segregation to be unconstitutional in 1954, schools were integrated and the right of vote were given to African American in 1965.
On April 4 1968, civil rights leader Martin Luther King Jr. was assassinated in Memphis Tennessee. King participated lending march for black's right to vote, desegregation, labor rights and basic civil rights.
Since I was a small child I was deep impressed by [Black American Writer], Richard Wright. He grew up in Memphis and facing, watching, and suffering white men were killing black men without any reason only for amusement. He wrote his novels for express his full of anger, hate, and terror. I have learnt what human right are, from this writer, Richard Wright.