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2020年11月24日火曜日

危険な日豪軍事協定



オーストラリア保守自由党党首スコット モリソン首相は、この11月17日単独訪日し、菅義偉首相に会い、「円滑化協定」(RECIPROCAL ACCESSAGREEMENT)について合意した。
オーストラリアが、今年に入って厳しいロックダウンで、海外渡航禁止、国民の国外出国禁止、国境封鎖を続けているにも関わらずにだ。コロナ禍でモリソン首相は、一度も外遊をしてこなかったし、海外にいた2万人ちかくのオージーが、自分の国に帰ってこられなくなって大騒ぎをしているこの時期に、首相が海外渡航するとは異例のことだ。

この2週間、日本から帰国して、モリソン首相は自己隔離している。コロナ流行以来ほとんど毎日、彼は官邸から記者会見をして現状報告とメデイアへの質問に答えてきたが、それをビデオメッセージに変えて記者会見に応じており、自宅にジムのマシンを持ち込んで運動したりして体調管理しているそうだ。2週間自己隔離で外出できず、誰にも会えない。そんな犠牲を払ってまで日本に行って菅首相に会う必要があったのか。

誰も日本を問題にしていない。世界中のメデイアは日本の政界劇に興味を失っている。
しかし米国が大統領選挙後のトランプ混迷にある時期に、それも国境封鎖が厳しい中、首相専用機で国境を突破して、オーストラリア首相が日本首相と、直接会って話し合わなければならなかったことは、何なのか。サイバーアタックで、漏れたらオーストラリアにも日本にも困るような、深刻な「密談」が行われたとしか考えられない。同国にとって大変重要な日豪軍事密約がなされたに違いない。それは、中国を視野に入れた日豪軍事同盟関係を強化するという防衛協定というだけではないような気がする。
すごく、嫌な感じだ。
 歌は「浜辺の歌」成田為三作曲です。