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2007年7月17日火曜日

映画 「ハリーポッター」THE OREDER OF PHOENIX


映画 「ハリーポッター」シリーズ第5巻「THE ORDER OF THE PHOENIX」、イギリス映画、デビット イエッツ(DAVID YATES)監督、を観た。

どの映画館でも上映中。チャッッウッドのホイッツなど、朝9時から、1時間ごとに上映していて、平日の朝 観に行ったのに、席は半分埋まっていた。子供も大人もなく、いったん読みはじめたら必ず夢中になる「ハリーポッター」シリーズの人気がよくわかる。

今回の映画は、第5巻で、もう、第6巻の映画の撮影が始まっているそうだ。また、最終回の第7巻は、すでの作者、ローリング(JOANNA KATHLEEN ROWLING、1965年生まれ)に書き終えられ、金庫にしまわれているそうだ。作者は、離婚したシングルマザーで、生活保護を受けながら、赤ちゃんに語り聞かせていた物語が このハリーポッターの作品化の契機だったことは、周知のこと。 彼女は このシリーズが爆発的に世界中でヒットしたために、もうお金のことを心配しないで書くことに集中できて嬉しいと、率直に言っていたが、また、「私の本が子供達にビデオゲームを忘れさせ読書に夢中にさせていると、聞かされれとき一番幸せで光栄に思った。」と、言っている。立派な人だ。

俳優は、ハリーポッターに、DANIEL RADCLIFF,ハーマイオニーに、EMMA WATSON,ロンに、GARY OLDMAN. 10歳だったハリーとハーマイオニーとロンの3人組が 毎年作品が発表されるごとに、確実に 大人になってきている。第5巻のいま、3人は15歳。 毎回映画を見にいく毎に、3人とも背が180センチとかになってしまってないか、心配だが、まだ、3人とも背の高さも、姿も15歳にとどまってくれている。実際のハーマイオニーは17歳らしいが、まだ、15歳の 頭が良くて生意気でがんばりやの役に良く合っている。この先 6巻、7巻と、同じ俳優で通してくれると良いんだけど、次の巻でハリーの全裸シーンがあって、デビッド ラドクリフが演ずるのを拒否したと言われている。 最後まで、同じ俳優の素晴らしいチームワークでやってもらいたい。

今回の新しい登場人物は、ダンブルドア魔法学校に、政府から送られてきた官僚で、美術教師のイメルダ スタントン。彼女はダンブルドア校長先生や、マクゴナガル副校長らを無視して、ダンブルドア学校に厳重な規律や、体罰を持ち込んで ことあるごとに、ハリーをいじめつける。前回、闇の世界に連れていかれて ヴォルデイモートに 目の前で親友セドリックを殺されたことで、ハリーは 法を犯したとして検察から呼び出されて犯罪者になるところだった。ハリーが片思いしている、チョウチャンは ボーイフレンドだったセドリックの死によるショックからまだ立ち直れないでいる。それは、セドリックを守りきれなかったハリーとて同じで、彼は、悪夢にうなされてばかりいる。

闇の世界で、体をなくして、力を封印されていたはずのヴォルデイモートが生き返って、力を拡大していることを、自分の目で見て知ったハリーは、自分達を守らなければならないと考えて、危機感の薄い学校のなかで 何とか、有志を集めてダングルドアで「軍隊」を隠れて組織する。チョウチャンとの、切ないファーストキス、しかし、彼女の裏切りでダングルドア軍隊は 美術教師に発覚されてしまう。ハリーは失恋の悲しみにくれる暇もなく 闇から送られてきた 殺人鬼たちと戦わなければならない。といった、ストーリー。

ハリーの意地悪なダーズリー一家、食べるこことと、ハリーをいじめることにしか興味がない従兄弟のダドリーと巨腹叔父さん叔母さんも、健在。 ロン ウィーズリーの優しい家族、ハリーを心から思ってくれるロンのお母さん、魔法省のお父さん、ロンの双子のお兄さん、たちも、健在。 威厳ある心優しいダンブルドア校長先生、マクゴナガル副校長も変わりなく、大男 森番のルビウス ハグリッドも健在。 ダンブルドア魔法学校には沢山の生徒が出てくるが、数少ない東洋系の子供の中で、優等生でハリーが片思いしていたチョウチャンの裏切りは残念。前回初めて出てきて、目がクリクリして可愛かったのに、今回は、おたふく風邪ですか?と、いうくらいに太っていて、残念無念。それと、新入生に、不思議な静けさをもった、美少女ルナ(EVANNA LYNCH)が初登場して、ハリーの軍隊の一員にもなったが、この子がこの先ハリーのガールフレンドになりそうな気配。

ハリー、ハーマイオニー、ロン 3人の結束の仕方がとても良い。この堅い結束、1巻から5巻までの3人が体験してきた休む間もない冒険と試練の物語の結果で、本当に3人信頼しあっていることがよくわかる。とても、良い雰囲気。 世界中の子供達が、ビデオゲームを忘れて、夢中になった、理由がよくわかる。本当に読んでおもしろい。映画で観て面白い。135分間があっという間だった。