2012年4月18日水曜日

ツアーを続ける


ツアー7日目。
これでJTBの「初めて日本を訪れる外国人の為のツアー」は終了した。九段のホテルに滞在するのも、今朝が最後で、一緒に旅行してきた外国人の旅行者達は、お昼にはホテルからシャトルバスに乗って、成田空港に向かい、それぞれの国に帰っていく。みんなとお別れだ。
私とオットは、このあと新宿のホテルに移って4泊してから、シドニーに帰る。
このツアーのチケットを買ったのは、一月以上前のこと。そのときは 日本の気象庁による桜の開花予報は、一週間前だった。予報に合わせて、桜が満開の時期をねらって旅行を予約したのだが、予想は予想。例年にない寒さのために、桜の開花が遅れた。そうとわかったときには、チケットの変更はできなかった。せめて、満開まではいかずとも、もう少し桜を見たい。

新宿に向かうタクシーの運転手が、とても親切な人で、私達に少しでも桜を見せようと、九段からお堀端を周ってくれた。満開の木もあれば、蕾がまだ固い木もある。飯田橋から千駄ヶ谷と、JRぞいの桜並木は、桜のつぼみが開きかけたところ。満開になったら、さぞ見事だろう。
お昼に新宿のホテルに着いてみると、真正面に新宿駅の南口、右に高島屋とクロックタワー、左にルミネのビルが見える。タクシーの運転手が、荷物を運んでくれたから、大きなスーツケースを押したり引いたりしたわけでもなく、ホテルからホテルを車で移動しただけなのに、オットはもう疲れている。それならば、ホテルで休んでいて、私一人で買い物に行けるだろうかと言うと、それができない。一人で置いていかないで、、と必死の目が語りかけてきて、うるさい。連れて行くしかないので、沢山の人が出ている西口へ、オットを抱えて、勇んで出かける。

小田急デパートを通過してビッグカメラへ。愛くるしいマゴが二人もできたのに、ビデオカメラを持っていない。日本に来たら何が何でも、これを買いたいと思っていた。いくつものメーカーのものを見せてもらって、説明を聞いて、WIFIに対応するビデオキャノンに決めた。赤い、可愛いビデオカメラがやっと手に入って嬉しい。オットはビッグカメラのあふれる人の多さに圧倒されている。だ、か、ら、、、ホテルでおとなしく待っていたら良かったでしょ。目と鼻の先にあるホテルに、運転手にあきれられながらタクシーで帰る。
オットを寝かしつけて、地下のコインランドリーで一週間分の洗濯物を洗って乾かす。寝呆けているオットを、夜の8時になったので、起こして、ホテルの前にあるとんかつ屋に入る。古い店らしく、注文を聞いてから、ちゃんとした板前が料理している。一口大に切ってくれた揚げ物が 一口が大きすぎてオットが噛み切れない。ナイフとフォークを所望すると、親爺がどこからかフォークを見つけてきてくれて、「フォークはあったが、ナイフはみっかんねーよ。」と勢いの良い江戸弁で、言ってくれろ。その潔い江戸っ子気質が気持ち良い。そうだよ。あったりめーよ。オットよ、ここは日本だぜい。千切りキャベツにダボダボソースをかけて、とても美味しい夕食で、満足した。今夜も冷えたビールが美味しい。