2011年5月2日月曜日

アメリカに正義はない


CNNの緊急ニュースで、アル カイダのオサマ ビン ラデインが、パキスタンで 米軍の特殊チームによって殺された という。
これについて、オバマ大統領は これで正義が勝った と国民にむけて発表した。

アメリカに正義と良識はあるのか。
2001年9月11日の貿易センターなど、一連の爆発について、ビン ラデインは 犯行声明を出していない。ビン ラデインはあくまで 犯行容疑者であって、犯人ではないから 裁判にかけることなしに、有罪を判定することはできない。

3000人という沢山の人を殺したら 取調べや裁判なしに 殺しても良いのか。それではリンチを認めるようなものではないか。警察も裁判所も必要ないことになる。
そんなことでは市民社会は維持できない。民主主義はどこにいったのか。

「一人殺せば殺人者、沢山殺せば独裁者、皆殺せば神様だ。」

いまニューヨークのグランドゼロでは ものすごく沢山の人々が集まって ビン ラデインの死を喜んで 祝杯をあげ、叫び 涙を流して 遂に正義が勝った と口々に「正義」、「正義」と祝福しあっている。人の死が そんなに嬉しいか。
この人たちは 鬼より醜い。